まずはじめにお顔の写真と、お口の中の写真を撮ります。
その後、お口の中の様子を先生が確認します。

むし歯はないかな？　
噛み合わせや歯並びはどうかな？
歯磨きはどうかなぁ？

お父様・お母様にお口の中の状態をご説明し、治療計画や、予防処置、検診についてをご相談させていただきます。
早急な処置が必要な場合を除き、染め出しをして、しっかり歯ブラシ指導を行います。
当院は、全てのお子様が自分でブラッシングを行えるようになることを目標としておりますので、歯ブラシ指導をとても大切にしています。
汚れが色で分かりやすくなると、きっとびっくりしますよ！
お口の中を歯医者さんの機械できれいにした後に、治療が始まります。

泣いてしまったり、歯医者さんが怖い場合、お子様が慣れるまで練習を繰り返すことも可能です。逆に、早く治してほしい場合、初診時より治療を始めることもございます。
ほとんどの場合、お子様の状態をみながら、お父様・お母様と相談をして治療計画を立てて行きますので、ご安心ください。
基本的に一人一人のペースに合わせて診療いたします。このため、同じ内容でもお子様によって来院回数が変わることがございます。

初診時におけるお子様・保護者様とのカウンセリングに時間をかけております。

・当院で治療が行えないと判断しました場合は、大学病院などの専門機関をご紹介しております。
・障がいのあるお子様の診療につきましては、スペシャルニーズ歯科をご覧ください。
・歯並びについてのご相談は、小児矯正・矯正歯科をご覧ください。

むし歯があったときは、むし歯の治療を進めて行きます。

基本的にはブロック治療と言って、前歯は前歯をまとめて、奥歯ならば右上、左上、左下、右下、というようにブロック毎にまとめて治療をして行きます。
むし歯の治療が初めての場合、まずは一本だけ治療を行うこともあります。

当院では、ラバーダム防湿という方法を用いて、むし歯の歯をゴムのマスクで露出させ、無菌的な治療ができるようにして治療しております。
お水が口に溜まらないので、嘔吐反射が強いお子様やお水が嫌いなお子様は楽に治療ができます。

～治療がドキドキしているお子様には～
治療が初めてのお子様は、歯科器具を触ってみたりお口のお掃除をしてみたり、　
シーラントなどの予防処置をして、治療の練習（トレーニング）を必ず行っていますのでご安心ください。
なお、痛みがある場合はこの限りではありません。

・シーラントなどの予防処置については、③予防歯科をご覧ください。

初めて歯医者さんに来た時に、むし歯がありません！と言われたお子様や、むし歯を頑張って治したお子様は、次にむし歯ができるまで「歯医者さんさようなら～！」・・・とはなりません！！！！

【検診】
お子様のお口の中は、短い期間でとても変化します。
定期的に検診をする事で、早期のむし歯発見、口腔悪習癖と言われる、指しゃぶり・口呼吸・歯ぎしり・舌を出すなどの癖の発見につながります。
また、お子様のむし歯はとても早く進行します。特に、乳歯や、生えたばかりの永久歯があるときは要注意です。むし歯は放っておいても良くはなりません。小さいうちに発見出来れば、治療内容に関してもお子様の負担が小さくなります。

【プロによる歯ブラシ指導、お口のクリーニング】

歯磨きの仕方、歯ブラシの選び方、歯ブラシの持ち方など、その時にあった方法を指導していく必要があります。
また、指しゃぶり、口呼吸、歯ぎしり、舌を出して話すなどの癖は、早い段階で対処しないとならない事もございますので、定期的な検診がとても大事です。

【シーラント】
歯が生えて間もない時期は、歯の質が未熟で歯の溝が複雑な形をしているため、虫歯になりやすい時期であると言えます。 また、他の歯よりも背丈が低く、歯ブラシが当たりにくい奥歯に対し、溝の部分へ予めセメントやプラスチックで埋めて、むし歯を予防する方法です。

【フッ素塗布】
萌出したばかりの乳歯や永久歯にフッ素を塗布することで虫歯を予防し、定期的に行うことで健康な歯を維持することができます。